12月20日は、毎月、東京歯科大学水道橋病院で行われている歯周病研究会に出席してきました。本年度最後ということもあってか出席者も多く、インプラント周囲炎に対する治療法に関する論文への熱い討論が展開され非常に勉強になりました。忘年会は本研究会主催の二階堂先生の日本臨床歯周病学会次期会長就任祝いも兼ねて行われました。英語の科学論文は小説やドキュメンタリーを読むのと違って、必ずしも面白いといえないものがあります。肝心なことが書いていなかったり、論点がよくわからなかったり、データの解釈にバイアスがかかっていたりと、読者が惑わされることが多々あります。ただ、新しい治療方法、治療機器が出てきたときに、業者のデータを鵜呑みにしていきなり飛びつくのではなく、検証がある程度行われ、信頼性がでてきてから手掛けるのは一般臨床家にとっては一つの姿勢だと思います。来年もこの会の論文抄読担当の一人に任命されました。強制力が働くのは、怠け心に喝を入れる意味でよいことだと思います。
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