口腔内スキャナー説明会

11月28日（水）は仕事が終わってから、前田医師、磯崎技工士と共に、夜7時半から10時まで口腔内スキャナーのセミナーを受けてきました。場所は東京上野にあるヨシダ本社ビルでした。型取りは従来はアナログ的にシリコンや石膏を使うわけですが、今回のシステムはスキャナーで口腔内の情報を読み取るため患者さんの不快感が軽減され、シリコンや石膏などの材料代もかからないというものです。読み取った画像データをもとに詰め物や被せものをコンピューター上で設計し、機械でブロックから削りだして作ります。当院でも10年前から導入していましたが被せものの適合はその頃に比べて格段に良くなりました。しかし上手な技工士さんが手作業で作るセラミックの色には遠く及ばない印象を受けました。時代は確実に機械化の方に傾いていくと考えられますが、現段階では前歯で審美を語れるレベルではないなと感じました。しかし奥歯など、さほど審美性を要求されない時はコスト面からもいいかもしれません。今後どんどん進化が予想される分野ですし、様々なメーカーのものも見て情報を収集し導入のタイミングを計らいたいと考えています。