これまで、ラグビーイングランド代表監督のエディ・ジョーンズについて和書はあり、洋書はマスコミ関係の方が書いた本はありましたが、今回待望の自叙伝が出ました。今回の年末年始の休みは長かったので、昨年暮れに大手町ビルの書店で見つけたこの本を読もうとしました。400ページ以上ありましたが、文字も大きく行間も広かったので一気に行けるかなと思いましたが、予定より数日余分にかかって読み終えました。
日本人とオーストラリア人との混血である生い立ちやオーストラリア代表監督としての苦悩、南アフリカ代表のアシスタントコーチとしての心温まるエピソード、東海大学やサントリーとの関わり(レベルは低くてもプレッシャーがなく、純粋にコーチングを楽しめたそうです)、日本代表監督として負け犬根性をどう変えたのか、コーチや選手の心理面のケアは女性のスポーツ心理学の専門家を採用など斬新な方策が打ち出されていました。時を置いて何度か読み返したい良書でした。
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