変わりつつある再生療法の手技

最近のWEBセミナーや業界雑誌を見てみると、歯周病で歯を支えている骨が吸収している状態から極力基に戻そうとする歯周組織再生療法は新しい知見を伴いながら変化しつつあるのを感じます。手術時に適用する再生療法薬として海外で開発されたエムドゲインに加え日本で開発されたリグロスがあり、それぞれの使い分けや、骨補填材との併用、口蓋から採取する結合組織との併用などが、日本のトップを走る歯周病学会指導医らによって臨床上の試行錯誤が発表されています。骨補填材なしでほぼ完ぺきな再生が得られていたり、シビアなケースでは様々な技法を駆使したにもかかわらず再生が十分でなかったものがあったといった情報が提示されています。それらを見ながら自分の患者さんで、どの手技や材料を適用するのか、今の自分の技量ではリスクが大きいと判断される場合どこに紹介するのがいいか、などを悩む毎日です。

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