症例3の解説(その1)(東京大手町勤務歯科医の全顎治療ブログ)

症例3(欠損部をサイナスリフト後インプラントで修復し全顎治療を行ったケース | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com)

50歳代男性の方でした。術前の様子です。上の奥歯が両側ともに失っていました。ところどころに仮歯が入っていました。前の自費専門の歯医者さんで下の奥歯の根管治療をマイクロスコープを使って約1年行われていてまだ途中で、上に入れ歯を作ってもらったが違和感が強くて使えないとの事でした。説明があまりなく治療がなかなか進まないので転医を決意されたようです。歯科不信感が強い方でしたが、きちっとコミュニケーションがとれる方だと判断し、こちらも覚悟を持って治療を引き受けることにしました。





術後の状態です。上の両側奥歯欠損は副鼻腔内に人工的に骨を造るサイナスリフトというオペを行いインプラントで再建しました。根管治療は大学病院根管治療科にいた同僚のドクターにやってもらいました。途中患者さんや私の都合で治療中断がありましたが、2年半かけてゴールにこぎつけました。費用は保険外の部分が250万円ほどかかりました。

術前のレントゲンです。上の奥歯欠損はインプラントを望まれましたが、先ほど申し上げた副鼻腔内造骨が必要でした。前の歯医者さんではやっていないとの事でした。

術後のレントゲンです。費用の関係で下の奥歯欠損はブリッジで対応しました。

次回からの記事で内容を詳しく述べてみたいと思います。症例3の解説(その2) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com)

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