昨日の学会の朝7時半から始まったモーニングセッションは、1時間の講演であった。朝食のサンドイッチとコーヒー、オレンジジュースがついている。早朝のセッションというのは、米国の学会ではFacebookにアップされていたのを見たことがあるが、日本でもやってるとは知らなかった。というか、著名な講師の先生も「こんな朝早くから、いったいどれだけの人があつまるのか？」と業者の人に不安そうに聞いていた位だから、学会初の試みのようだ。
私の参加したセッションは定員60名で事前予約なしの早い者勝ちというから、6時半には会場入りしていた。ところが、もうすでにお友達予約の人がすでに45名ほど名簿にあるではないか。早く来て正解だった。
講演の内容は目から鱗的な驚愕するものばかりで、ここまでできるんだと感嘆させられるケースプレゼンテーションだった。1時間と時間が限られていたので、手術の図解は特に大急ぎでノートにとった。
今日、ネットで講師の先生の本を見つけ、仕事後、さっそく職場近くの丸善へむかう。運よくみつけ、内容を確認したら講義の内容が事細かに出ているので迷わず購入。A4版141ページで価格は1万円である。歯科関係の本としては安い方だ。
家に直接帰ると、テレビの音でうるさいので、近所の喫茶店でむさぼるように読む。図解や方法の手順が親切に解説されている。やっぱり、雲をつかむような内容の経営や自己啓発の本よりも、断然おもしろい。
今、ホットなトピックとなっていることを10年近く前からてがけられていて、長期症例が本音をまじえて惜しげもなく、掲載されている。
向上心魂に火がつかざるを得ない。
