配列

歯が全部無くなり、インプラントではなく歯の代わりになるものが欲しいとなると、総入れ歯ということになる。よく噛める総入れ歯を作るためには、いくつかのポイントがある。人工歯がどの位置にあるかも、その中の一つだ。2月13日、14日は小倉、門司港で行われている日本の歯科臨床の重鎮中の重鎮、下川公一先生のアドバンスセミナーの6回目だった。咬合(かみ合わせ)をいかにつくるかは歯科の臨床では究極のテーマと言われている。今回の実習は総義歯人工歯配列だった。実際の患者さんの顎の模型上に蝋でできた堤状のものをつくり、その上に人工歯を並べていく。私は他の咬合セミナーで末端とはいえインストラクターをしている関係上、人工歯配列はある程度自信があったが、下川先生にどう直されるか興味深かった。3点ほど指摘された。やっぱり、まだまだ勉強する点は多い。非常に得をした気分で今回のセミナーを終えることができた。早速、翌朝2時間ほど早めに出勤し、現在抱えている患者さんの人工歯配列を前日のイメージが熱いうちに行った。「患者さんがよく噛めて、笑顔がいい」、硬い言葉で言えば、「機能と審美」、この歯科医療の究極の目標のために日々勉強できることに感謝しよう。
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