臨床アラカルト– category –
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臨床アラカルト
教科書的にはサイナスリフト禁忌症例のはずだが・・・
Sさんは左側の副鼻腔に空気が入るスペースがCT上ではほとんどない認められない。こうした場合は教科書的にはサイナスリフト(副鼻腔内造骨術)の適応症ではない。しかし、とある大学の耳鼻科の教授は、手術は問題ないとのことだった。Sさんには途中で手術... -
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再生療法1年後
遠方から歯周病のメンテナンスで来院されるNさん。1年前に行った再生療法の結果を確認するためにレントゲンを撮った。術前では、真ん中に写っている歯の右側の支えている骨が楔状に溶けているのがわかる。今回のレントゲンで、ある程度の改善が認められた... -
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データがもらえない
睡眠時無呼吸症候群で紹介されてきたDさん。いびきは奥様の話ではマウスピースでぴったり止まったという。重症の無呼吸なので、紹介元の病院でマウスピースを装着した状態で検査をすると思いきや(紹介状にも再検査の旨が書いてある)、Dさんの話では、い... -
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詰め物のやり変え(ダイレクトセラミック)
48歳男性。下前歯の詰め物が汚らしいとのことで来院された。まず、古い詰め物を除去した。健康保険の場合は単色のプラスチックの詰め物を、がばっと詰めるだけなので色が合わないことも少なくない。ダイレクトセラミック(保険適応外、1本1万円~)は、何... -
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犬歯単独インプラント
天然歯もインプラントも垂直方向の力には強いが、横向きの力には弱く、横向きのモーメントはなるべく小さいほうがいいとされる。 そんな中で、犬歯単独インプラントは、昔から臨床家の間で、悩みの種であり続けてきた。犬歯は横向きの力が、否応なしにかか... -
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再生療法の確認
約1年前に再生療法を行ったSさん。骨形態修正と骨再生状況確認のため、オペを行った。術前に右下小臼歯の手前側の骨が歯周病で溶けていた部分(写真で言うと歯根周囲がくぼんでいる部分)にエムドゲインという薬を塗布してから1年後、ある程度の骨再生は認... -
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骨幅確認
インプラントの周囲には、最低でも1.5ミリ程度の骨幅があったほうが、後で吸収しにくいという。前歯のインプラントのほっぺた側の骨幅の確保には特に気を使う。CT上では2ミリ強の骨幅が確認できた。裏側にはパーフォレーションしていないのが確認できた。... -
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3次元構築
上の総入れ歯が、口を開けると落っこちてしまうという事で来院されたGさん。合唱隊に入っているので第九を歌う前には何とかしてほしいとのことだった。下の欠損部はインプラントとブリッジで修復したが、上の総入れ歯が苦労した。落ちないようにすることは... -
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1日で何とかして下さい。
海外赴任中のNさん。一時帰国で来院された。1日で詰め物の変色を治してほしいとのことだったが、さすがに30分のアポでは厳しい。翌日が1時間の枠が開いていたので、計1時間半で再修復した。再研磨したかったが、次の日に海外に戻るとのことで断念せざるを... -
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股
歯周病は歯を支えている骨が溶けて、しまいには歯がグラグラになって抜けてしまう病である。最近は再生療法と称して、溶けた骨を再生させる技術がでてきているが、万能というわけではない。特に、根っこが複数ある大臼歯で、根の股の部分を覆っていた骨が...