臨床アラカルト– category –
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成功は成功のもと(睡眠時無呼吸治療)
都内の病院から紹介されて来院されたBさん。いびきがひどいと奥様から指摘され、検査の結果、夜中に息が止まっていることが判明した。無呼吸低呼吸指数(AHI)が19.0回/時で血中酸素飽和度降下指数(ODI)20.6回/時だったのが、当院で作製したマウスピース... -
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睡眠時無呼吸のマウスピース有効例のデータ
2003年2月26日、山陽新幹線の運転手が運転中に眠ってしまい、岡山駅でオーバーランするという事故が起きた。この事故によって、睡眠時無呼吸症候群と言う病気がマスメディアに取り上げられ、多くの人が知ることとなった。しかし、睡眠医学の歴史は浅く、ま... -
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インプラント埋入と撤去
右上大臼歯が歯周病で抜けてしまい、インプラントを希望された患者さん。血液をさらさらにする薬を飲んでいらっしゃるので、内科の主治医の了解を得て今日手術となった。スイス製のストローマンインプラントを埋入し終わったところ、隣の7年経過した国産HA... -
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再生療法の結果
左が術前、右が術後。骨欠損が新生骨で満たされた。条件が良ければ、結構骨が出来るもんだな。再生療法ではもっとも簡単なケースかもしれない。患者さんの協力度にも多謝。神奈川の方から1時間半以上かけて通院されるこの患者さんには、ご主人とお子様... -
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台風で儲かっちゃった?
先週の今日は台風で、大半の患者さんがキャンセルされた。某製薬会社のAさんも、そのお一人であったが、本日無事に犬歯のインプラント上部構造がセットできた。「いやー、先週は台風で家に帰れなかったもんですから、仕方なくパチンコに行ったんですが、い... -
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プチ矯正
下の前歯の歯並びを治すことになった、75歳になるKさん。中等度の歯周病があるので、弱い力で部分矯正を始めたが、歯が動くのが早い。Kさんは「大分動いてきたし、これでいいんじゃない?」とおっしゃるが、歯と歯の隙間がうまっていないのと、歯を支える... -
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ダイレクトセラミック
前歯の歯並びを気にされていたMさん。矯正は嫌だとのことだったので、ラミネートべニアと呼ばれる型取りをして技工士さんに作ってもらうセラミックの薄い板での修復を提案したが、じかに盛るやり方でやってほしいとのことだった。模型上でおおよそのイメー... -
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睡眠時無呼吸マウスピース効果判定のための簡易型睡眠検査
睡眠時無呼吸症候群の治療で作るマウスピースで「よく眠れるようになった」「いびきをしなくなったと言われた」「血圧の薬を飲まなくても良くなった」と患者さんから、コメントはもらえても、客観的に改善されているかどうかは、検査をしないとわからない... -
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犬歯インプラント
1年前から、歯周病治療を始めたKさん。右上犬歯はぐらぐらで、保存不可能な状態だった。抜歯し、造骨、インプラント埋入、歯肉移植を行い、仮歯を調整して、本歯を装着した。論文上では歯周病であっても管理されていればインプラント成功率には影響しない... -
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教科書的にはサイナスリフト禁忌症例のはずだが・・・
Sさんは左側の副鼻腔に空気が入るスペースがCT上ではほとんどない認められない。こうした場合は教科書的にはサイナスリフト(副鼻腔内造骨術)の適応症ではない。しかし、とある大学の耳鼻科の教授は、手術は問題ないとのことだった。Sさんには途中で手術...