臨床アラカルト– category –
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トップアスリートのストレスと歯周病の相関
健康保険にも適用されている、歯周検査の代表的なものに歯周ポケット測定がある。歯肉と歯の間に溝があり、4㎜以上だと歯周ポケットと呼ばれ歯周病と判定される。物理的に何ミリ何ミリと地道に調べていく原始的な方法である。これに対して、歯肉溝滲出液... -
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今日の午後一番のオペ
M銀行役員のSさん。重度の歯周病で失われた右上犬歯にインプラントを3か月前に入れて(インプラント周囲の造骨処置も同時併行)、今日はその2次オペである。口蓋から歯肉を移植して(インプラント周囲は厚い骨、厚い歯肉がいいとされる)、少しでもインプ... -
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今日の朝一番のオペ
M銀行役員のHさん。両側下のブリッジが限界にきてインプラントで置き換えることとなった。左下は既に終了。今日は右下だが、CTにて骨幅が足りない事を確認していたので、水平的骨造成となった。小倉のS先生の術式を参考にして行ったみた。数ヵ月後が楽しみ... -
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総義歯はアート?
2008年水戸で行われたSAEY咬合研究会で発表した症例。患者さんのKさんは、S金属に勤める御主人の紹介だ。横浜の方からわざわざいらっしゃる。横浜にも歯医者はいっぱいだろうに・・・ありがたいことだ。上下とも総入れ歯で、上は何度も割れる、上下とも合... -
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歯周外科と口腔内写真
前にもこのブログに登場したKさん。今回で歯周外科は4回目である。1回あたり1時間から1時間半はアポをとらないと歯肉を極力丁寧に扱い、根面および骨面を清掃するのは困難だ。インプラントで骨がそこそこあって1本であれば30分もしないで終わってしまうケ... -
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EPICで学んだ再生療法
東京駅周辺は言うまでもなく、日本を代表する企業の本社機能が集結している地域である。従ってメインの患者さんは東京駅周辺の各企業で勤務されている方が中心だが、ご家族の方を紹介していただける方も少なくない。地元の歯医者にかからず、電車で1時間も... -
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74歳の歯周外科
74歳のIさん。未だに健康診断では優良で内科的な持病も特にないという。Iさんの方から「先生元気?なんか最近痩せたねえ」とこっちが心配される始末である。そんな元気なIさんだが、残念ながら歯は欠損があり、残りの歯も歯周病に罹患している。一生なんと... -
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インプラント周囲へ歯肉移植
証券マンのYさん。下顎臼歯部にインプラントを入れて仮歯まで入ったところで、インプラント周囲の付着歯肉(骨にがっちりついた動かない歯肉)が足りないので口蓋より歯肉を移植した。少しでもインプラント周囲炎の確立を減らしたい。 術前 頬を引っ張... -
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13年ぶりに義歯を新調
いつも物腰が低く、にこにこされながら来院されるMさん。13年前に私が作った義歯も修理を繰り返してガタガタになってきていた。3年前くらいから作り変えを提案してみたが、古い義歯に愛着があるらしく却下されてきた。今回ようやく「そろそろ作り変えてく... -
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インプラントと小範囲の骨造成
M銀行のNさん。見かけは怖いが、話してみるといい人である。3か月ごとにメンテンスで来院されるが、元々歯周病が重症化していた歯は限界がきてしまう。歯周病は歯の周囲の骨が溶けてしまう病気なので、脱落するまで歯をおもりすると、次にインプラントしよ...