臨床アラカルト– category –
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前歯インプラント
以前に掲載した症例。リコールで来院された。達人から見れば、完璧には遠いかもしれないが、今の自分の実力からすれば、まあまあか。インプラント埋入ポジション(口蓋側よりになったため、隣の天然歯の歯冠長よりも、やや短くなってしまった)、埋入深度... -
次々起こる歯根破折
リタイアしたいのに周りが辞めさせてくれないと嘆くFさん。社会に必要とされているのだから、いいじゃないですか。歯の方はストレスが多いせいと、長いブリッジが限界にきた、メタルコア設計に問題があった可能性等で、歯根破折が立て続けに起こってしまっ... -
プレートタイプインプラント撤去の予後
日野市からいらっしゃるYさん。左下(レントゲン写真では右下)の今の骨結合タイプの前のプレートタイプインプラント(骨と歯くっつかず、天然の歯とつなげないと駄目)が動揺し撤去となった。撤去後1年ぶりに来院された。CT撮影では、まだ完全に骨で埋ま... -
サイナスリフト6年経過例
左上5番 左上6番 根管治療で現在通院中のNさん。6年前にサイナスリフトを行い2本インプラントを埋入したが順調に経過しているようだ。この時は上顎洞の窓開けを行いたい場所に隔壁があり、これを避けるために2つ小さめの窓を開けて行った。非常にや... -
サイナスリフト3年経過例
八王子方面からいらっしゃるKさん。同じ方面のSさんの紹介だ。Sさんがキーパーソンとなって何人かのインプラント希望患者さんを紹介して下さる。ただ、「ありがとうございました」では申し訳ないので、こういったキーパーソンの方には当院ではクオカードを... -
再生療法の結果や如何に
初診時に前歯裏側の歯周ポケットが9mmだったのが、再生療法半年後に5mm、9ヶ月後に2mmと正常範囲に入ってきた。骨は本当にできているのか?歯の裏側なのでレントゲンではわからない。CTも画素数が小さいので正確にはわからないかも。いずれにしても骨整形... -
前歯の詰め物
前歯の詰め物の変色を気にされていたM銀行のSさん。仕上がり具合については、もう少し、福岡の審美歯科で有名なH先生(アメリカ審美歯科協会会員)に伺ってみよう。 術前 術後 -
若い人にも学べ
私の世代は、卒業当初はインプラントなんか邪道だと言われていた時代であった。それがあれよあれよと言う間に、当たり前の治療になり、30代の先生がどんどん新しい技術を学び、センスのいい先生はきれいな臨床例を雑誌やFacebookなどのWebに投稿している。... -
やりにくい上の奥歯の奥
上の奥歯は、やられる側(患者さん)もやる側(歯科医)も大変である。やられる側は大きな口を開け続けなければいけないし、やる側も不自然な体勢で視野を確保するのが困難な場合がある。こういった時に鬼才K先生お勧めのマイクロスコープが威力を発揮する... -
インプラント周囲のカンジダ症
6年前に上前歯部と右下臼歯部にインプラントを行ったSさん。インプラント周囲だけでなく、天然歯周囲にも白斑が時々出現する。出現した時は痛くてつらそうだ。東京歯科大学口腔外科の診断はカンジダ症であった。抗真菌剤が投与されることになる。遊離歯肉...