インプラント失敗– tag –
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臨床アラカルト
インプラント埋入と撤去
右上大臼歯が歯周病で抜けてしまい、インプラントを希望された患者さん。血液をさらさらにする薬を飲んでいらっしゃるので、内科の主治医の了解を得て今日手術となった。スイス製のストローマンインプラントを埋入し終わったところ、隣の7年経過した国産HA... -
臨床アラカルト
骨形成タンパクはインプラント周囲炎を救えるか?
米国歯周病学会誌に掲載されていたケースリポート。遺伝子組み換えで合成された骨形成タンパクをインプラントを支えている骨が溶けてしまった患者さんに使用したら、また骨が回復し、インプラントを救済することができたというものだ。 10年以上前に、日本... -
臨床アラカルト
インプラント周囲炎の謎
先日の学会で、韓国の先生がインプラント埋入後1年程度で脱落した症例を提示した。埋入位置、方向、咬合、清掃状態など問題は認められないのもかかわらず、「なんでこんなに完璧にやっているのに」と思わずにはいられない症例報告であった。 文献的にも、... -
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喫煙者の造骨は鬼門(その2)
数年前に、喫煙者に造骨手術をして失敗したケースの2つ目。この失敗と学会等からの情報を基に、これ以降喫煙者で造骨を望まれても断るか禁煙してもらってから造骨手術を行うようにしている。 右側のインプラントのねじ山が露出している 露出部に骨を造... -
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喫煙者の造骨は鬼門(その1)
数年前、まだ喫煙者にインプラント関係の手術、特に造骨手術の際に「非吸収性の膜を使用すると、ほとんどの場合、膜が術後に露出して骨ができないという失敗をする」ことが、あまり言われていなかった。これは、その頃のケース。福岡の手術の神様Y先生の今... -
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インプラント周囲炎脱落症例リカバリー
とある伝統の長い国産メーカーのインプラントが約4年前にモデルチェンジしてから成績が若干悪化した。この症例は当院で行い、補綴後3年弱で地元の歯科医院でメンテナンスを受けていたにもかかわらず脱落したものである。CT上で脱落後3カ月では、ほとんど... -
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インプラントオーバーデンチャー(インプラントの上にのっける入れ歯)
千葉の稲毛から定期健診でいらっしゃるKさん。数年前にリタイアされ、悠々自適である。3か月に1度のペースで奥様といらっしゃる。もともと平成8年に当院のA歯科医師が作製した義歯を満足して使用されていたが、支えの歯が徐々に抜けてしまい、インプラント... -
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骨造成とインプラント
銀行の役員からリタイヤされ、今も成田の御自宅から定期健診にかかさずいらっしゃるMさん。5年前に、それ以前から歯周病だった前歯がぐらぐらしてきて限界となり、抜歯後、骨造成とインプラント埋入を同時に行った。Mさんは気にされていないが、もっと内側... -
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インプラントやり直し
以前掲載したM銀行役員のGさんのケース。前回補綴後3年弱でインプラントが脱落した。Gさんは再度インプラントを希望された。5年保証なのでその後の再治療は当然無料。歯周病で喫煙者はインプラントの成功率が落ちるというエビデンスの話をした結果、Gさん... -
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インプラント周囲炎後のリカバリー
とある国産のメーカーを平成5年より、使用してきたが、3年前にモデルチェンジされてから時折インプラント周囲炎にでくわすようになった。これ以上、患者さんにご迷惑をおかけするわけにはいかないので、現在はヨーロッパのメーカー(世界シェア2位)の...