歯周外科– tag –
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臨床アラカルト
股
歯周病は歯を支えている骨が溶けて、しまいには歯がグラグラになって抜けてしまう病である。最近は再生療法と称して、溶けた骨を再生させる技術がでてきているが、万能というわけではない。特に、根っこが複数ある大臼歯で、根の股の部分を覆っていた骨が... -
臨床アラカルト
歯科衛生士ってすごい!
千葉から1時間以上かけて通院されるNさん。歯周病に罹患している歯牙が見つかり、歯科衛生士による歯周ポケットの中の歯石取り(スケーリング)が行われた。歯肉から膿が出ていたのが止まり、腫れも改善されたが、6㎜(4㎜以上は歯周病)の歯周ポケットが... -
臨床アラカルト
阿部晴彦勉強会MVP症例
誰が言ったのかは不明だが、日本の三大天才歯科医は阿部晴彦先生(仙台)、下川公一先生(小倉)、故筒井昌秀先生(折尾)と聞いたことがある。御年75歳になる阿部先生は、今も臨床、セミナーにおいて活躍されている。その勉強会にスカウトされて、もう早... -
その他
通信教育じゃないけど・・・
今年の2月、日本の歯科界の第一人者水上先生主催の勉強会が福岡で開かれたが、私は小倉の下川先生のコースの日程と重なったため出席できなかった。上水塾と名付けられたこの勉強会は、出席者がほぼ全員発表し、水上先生がコメントをするという形式だ。発表... -
臨床アラカルト
再々生療法
歯周病で歯を支えている周囲の骨が溶けてしまった場合に、かつてはほとんどあきらめざるをえない時代があった。今は条件にもよるが、エムドゲインという薬によって、失われた骨がある程度回復させることが可能になってきている。最近になって、骨が広範囲... -
臨床アラカルト
働きながら疲労回復?
久々に週末1日のみ休みだったが、疲労回復までにはいたらず今日はどうなることかと思ったが、朝一番の急患で疲れも忘れてしまった感じを持てた。午後はインプラント周囲の歯肉を強化するための遊離歯肉移植だった。小倉で受講中の下川先生のセミナーで教わ... -
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再生療法の結果や如何に
初診時に前歯裏側の歯周ポケットが9mmだったのが、再生療法半年後に5mm、9ヶ月後に2mmと正常範囲に入ってきた。骨は本当にできているのか?歯の裏側なのでレントゲンではわからない。CTも画素数が小さいので正確にはわからないかも。いずれにしても骨整形... -
臨床アラカルト
やりにくい上の奥歯の奥
上の奥歯は、やられる側(患者さん)もやる側(歯科医)も大変である。やられる側は大きな口を開け続けなければいけないし、やる側も不自然な体勢で視野を確保するのが困難な場合がある。こういった時に鬼才K先生お勧めのマイクロスコープが威力を発揮する... -
臨床アラカルト
5年ぶりの来院
M銀行のYさん。前歯のインプラントを5年前に行ってから、来院が途絶えた。転勤、それも海外転勤が数年単位が当たり前の銀行マンにとっては仕方がないのかもしれない。案の定5年ぶりに来院されたYさんはニューヨークとバンコク勤務だったという。歯垢がイン... -
臨床アラカルト
今日の午後一番のオペ
M銀行役員のSさん。重度の歯周病で失われた右上犬歯にインプラントを3か月前に入れて(インプラント周囲の造骨処置も同時併行)、今日はその2次オペである。口蓋から歯肉を移植して(インプラント周囲は厚い骨、厚い歯肉がいいとされる)、少しでもインプ...