歯周病– tag –
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臨床アラカルト
副鼻腔内造骨(サイナスリフト)とインプラント
歯を失ってから、骨を造って、インプラントを入れて、被せ物をするのには時間がかかる。下のケースも初診から10カ月かかった。できるだけ早く治療を終わらせたいと思うのは患者、術者の共通の願いだ。インプラント治療を早く終了させる考え方は、以前から... -
臨床アラカルト
再生療法の準備
前歯がぐらぐらだったHさん。典型的な歯周病だ。歯肉と歯根の間に潜り込んでいる歯石をとる基本治療で、歯茎がしまって、揺れが少なくなった。歯周ポケットも減少した。ただ、これだけでは歯を支えている溶けてしまった骨は再生しない。この後、連休明けに... -
臨床アラカルト
インプラント周囲炎、歯周炎での造骨
奥歯の欠損をインプラントで再建したいが、過去のインプラント周囲炎と歯周炎で骨がオリジナルの状態から広範囲に溶けてしまっているため、骨造りから始めなければならない症例。ようするに、マイナスからのスタートだ。 福岡天神で開業の手術の神様と言わ... -
その他
多数派の週末返上歯科医
週末土曜日は水道橋歯周病研究会に出席した。論文抄読担当は大学病院勤務の20代の若いドクターだったが、感心するほどよく論文を読みこんでいた。1992年の古典的な論文と、2009年の比較的最近のものを取り上げていた。いずれも米国歯周病学会誌からのもの... -
その他
パートナーから移る歯周病
とある米国の歯科情報サイトから。 「元々歯周病は口腔衛生状態が悪い(平たく言えば「磨き方が悪い」)事でおこるが、遺伝的要素も関与している。33%のアメリカ人が遺伝的に歯周病の素因を持っていると言われている。歯周病は細菌感染で炎症をおこし、歯... -
臨床アラカルト
残せる歯 歯周病治療の限界を求めて インプラント時代の終焉か?
2月25日(土)、26日(日)は博多で上水塾(日本の第一人者水上哲也先生が主催の歯周病研究会)があり、発表を行ってきた。再生療法のケースを発表したのだが、東京では絶賛(?)されたプレゼンも、福岡ではそうもいかない。様々なアドバイスがもらえて、... -
その他
つかの間の休日
Facebook上で友達になっている歯科医は、3連休にもかかわらず、結構みんな学会や勉強会に参加している書き込みをしている。3連休の最終日の今日は、自身が所属しているスポーツクラブが定休日なので、グランサイズ青山というスポーツクラブにビジターとし... -
臨床アラカルト
犬歯インプラント
1年前から、歯周病治療を始めたKさん。右上犬歯はぐらぐらで、保存不可能な状態だった。抜歯し、造骨、インプラント埋入、歯肉移植を行い、仮歯を調整して、本歯を装着した。論文上では歯周病であっても管理されていればインプラント成功率には影響しない... -
臨床アラカルト
再生療法1年後
遠方から歯周病のメンテナンスで来院されるNさん。1年前に行った再生療法の結果を確認するためにレントゲンを撮った。術前では、真ん中に写っている歯の右側の支えている骨が楔状に溶けているのがわかる。今回のレントゲンで、ある程度の改善が認められた... -
臨床アラカルト
再生療法の確認
約1年前に再生療法を行ったSさん。骨形態修正と骨再生状況確認のため、オペを行った。術前に右下小臼歯の手前側の骨が歯周病で溶けていた部分(写真で言うと歯根周囲がくぼんでいる部分)にエムドゲインという薬を塗布してから1年後、ある程度の骨再生は認...