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臨床アラカルト
インプラント埋入前の根管治療
前歯の欠損にインプラントを入れたいが、隣の歯の膿の袋(左写真の根っこの先から広がっている黒い部分)が欠損部に及んでしまっている。このため、根管治療後に骨が再生するのを待っていたケース。根管治療後6カ月で、ようやく改善の兆しが見えた(右写真... -
臨床アラカルト
3次元的判断
歯の痛みがなかなか引かなかったMさん。度重なる根管治療にもなかなか反応しなかった。小倉の下川先生のコースで教わった概念を基に執念深く根管清掃を繰り返した。Mさんも、「いくら回数がかかってもいいから」とおっしゃるものの、根管治療は歯科治療の... -
臨床アラカルト
骨を太らしてインプラントを入れる
インプラントを入れたい場所の下顎骨の断面。写真下の目盛りは、1目盛り1ミリ。インプラントの直径は4.1ミリ。骨の上の方は3㎜程度しかなく、このままでは入れるのが難しい。 実際の骨の様子。すそ野は広いが、上が狭く陥凹している。奥(写真左)は親知ら... -
臨床アラカルト
自作の立体模型
7年前に行ったサイナスリフトと呼ばれる副鼻腔の中に骨を造るケース。骨を造った後にインプラントを入れる。今では手術のシュミレーションのためにCT情報をもとに光造形という方法で外注すれば、3次元モデルを作ってくれると言う。しかし結構お金もかか... -
臨床アラカルト
根管治療
今年1月から、難知性根管治療でCT撮影が保険適用となる通達があったが、保険請求を実際に出したら、却下されてしまった。一部の県は問題無いらしいが、東京都は駄目のようだ。大臼歯の複数根のうち、どの根が感染しているのかは、結局従来通りの、2次元レ... -
臨床アラカルト
教科書的にはサイナスリフト禁忌症例のはずだが・・・
Sさんは左側の副鼻腔に空気が入るスペースがCT上ではほとんどない認められない。こうした場合は教科書的にはサイナスリフト(副鼻腔内造骨術)の適応症ではない。しかし、とある大学の耳鼻科の教授は、手術は問題ないとのことだった。Sさんには途中で手術... -
臨床アラカルト
骨幅確認
インプラントの周囲には、最低でも1.5ミリ程度の骨幅があったほうが、後で吸収しにくいという。前歯のインプラントのほっぺた側の骨幅の確保には特に気を使う。CT上では2ミリ強の骨幅が確認できた。裏側にはパーフォレーションしていないのが確認できた。... -
その他
週末の雑感
このところ、土曜日はセミナー参加する日以外は、植野所長夫人が院長をされている埼玉のクリニックを手伝っている。その医院で勤務していた医師が退職して人手が足りないためだ。自宅から2時間半かかるのだが、道中の車窓からの眺めは結構気に入っている。... -
臨床アラカルト
久しぶりのダブルヘッダー
今日は朝一番と、午後一番にインプラント埋入オペが入っていた。ダブルヘッダーなんて久しぶりだなあ。しかし、両ケースとも骨は十分にあり比較的イージーなケースか。単独冠なので中ねじの緩みがほとんど無いストローマンインプラントを選択した。午後一... -
臨床アラカルト
CTで根管治療後の上顎洞炎消失を確認
上の奥歯が痛くて、さらにその上の方まで痛いとのことで来院されたTさん。レントゲンでは、大臼歯の3本根っこがあるうちのどれが原因かが今一はっきりしない。CTで近心頬側根の根尖に病変があり、上顎洞の炎症との交通が見られたのでこれが原因とみて根管...