インプラント– tag –
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臨床アラカルト
臼歯部インプラント16年経過例
日本のインプラントがまだ黎明期だった頃のケースだが、かれこれ16年経過した。S新聞社の女性の方だが、術後は腫れて大変だったとはいうものの、本当にやってよかったと未だにおっしゃって下さる。今から思えば技術的には難易度の低い何という事はない症例... -
臨床アラカルト
久しぶりのサイナスリフト
今日の午後は、久しぶりのサイナスリフトという上顎洞内に骨造成してインプラント埋入を可能にする手術を行った。昨日、生卵で感触を確認しているので、本番での問題点は窓開けの位置と窓開けまでの集中力と忍耐である。今日のケースは男性であった。女性... -
臨床アラカルト
生卵でサイナスリフトの練習
明日は久しぶりにサイナスリフトのオペが入っている。しょっちゅうあるわけではないので、オペ前には感覚を戻すために、必ず生卵で練習している。生卵で100発100中うまくいけば、臨床では100パーセントうまくいくという話もあるが、臨床の方がいろんな制約... -
臨床アラカルト
豚の顎で練習
どんなベテランでも必ず初めての経験は避けて通れない。新しく学んだり、開発された技術を患者さんに応用する時に歯医者はどうするのか?中には、いきなり患者さんで練習するという歯医者さんもいる。私は石橋を十分叩いてから渡るタイプなので、模型や歯... -
臨床アラカルト
ソケットプレザベーションと前歯部インプラント(8年経過例)
Y新聞社のGさん。前歯が1本歯根破折となり、抜歯しなければならなくなった。欠損となる部位の両隣りがすでに補綴されている歯(被せ物がしてある歯)であったのでブリッジも勧めてみたが、インプラントとなった。抜歯と同時にソケットプレザベーション(抜... -
臨床アラカルト
患者さんとともに年を重ねる(インプラント17年経過例)
平成5年に行った自分としてはインプラント3例目のケース。当時50代後半でバリバリの現役ビジネスパーソンだったKさんも現在75歳。現役を退かれてもご自宅から半年ごとに定期健診で来院される。定期健診に入って17年間で行った処置はクリーニング以外ではプ... -
臨床アラカルト
再生療法断念
奥歯が重度の歯周病となり、歯の動揺がでてきたAさん。再生療法をトライしようとしたが、根尖近くまで骨がなくなっていたのと、根が分かれている股の部分周囲の骨もない事、根面を完全近くきれいにすることは今の私の技術では難しいと感じたこと、歯の動揺... -
臨床アラカルト
サイナスリフト
上の臼歯部欠損にインプラントを4本使用したケース。手前の2本(写真上では左側の2本)は、まだ骨造成の概念がなかった時代に埋入したもので、骨が薄くて高さがあるところには細くて長いインプラントを、骨が厚くて高さが無いところには短くて太いイン... -
臨床アラカルト
インプラント埋入と骨造成
歯周病で歯を失った場合、骨を大きく喪失していることが多く、そのままではインプラント埋入が困難なケースに遭遇する。下のケースもそうだった。上顎臼歯部欠損例であったが、既存骨にインプラントを埋入し、その後の骨喪失部分に対しては骨造成を行った... -
臨床アラカルト
ソケットプレザベーション(抜歯後歯槽骨保存術)
抜歯をした後、自然治癒を単純に待つと、たいがい骨はやせて治癒する。これが時に骨量不足でインプラント埋入を困難にする。後から造骨処置を別にしなければならない等、患者さんには負担が大きくなることもある。これを防ぐために抜歯直後の穴に骨誘導材...