昨日のインプラントオペ

M商事のGさんは、上の前歯が差し歯であったが、土台となっていた根が割れてしまい、抜歯することとなった。10年ほど前にこちらで入れた下の奥歯のインプラントは順調だったので、今回の前歯もインプラントでということになった。
抜歯をすると骨はやせる傾向にある。特に前歯の場合、いざインプラントを入れようとした時に、紙のような薄っぺらい骨となっていて、造骨をして骨を厚くする事が必要となることが多い。
この手間をはぶき、抜歯後、骨がやせないように開発された処置が抜歯穴保存術である。近未来オステオインプラント学会の福岡県開業で手術の天才、山道先生から教わった手法である。
要は、抜歯した後そのまま放置する旧来の方法でなく、抜歯直後の穴に、とある材料を入れて骨の厚みをキープする方法である。今は様々な流派があるとはいえ、一般的な手法となっているようだ。
4ヶ月前にGさんにも、この方法を適用し、昨日インプラント埋入となった。骨化が十分でないところがあったため、意図的に小臼歯よりにずらして埋入した。
なぜ、骨化が十分でないところがあったのか。手技上で、どこに問題があったのか。よく検証して、次に生かしたい。

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