今年1月から、難知性根管治療でCT撮影が保険適用となる通達があったが、保険請求を実際に出したら、却下されてしまった。一部の県は問題無いらしいが、東京都は駄目のようだ。大臼歯の複数根のうち、どの根が感染しているのかは、結局従来通りの、2次元レントゲンのみで推測していくしかない。下の症例は、3根のうち、1根だけが治療器具が病変に到達し、消毒を開始したが、なかなか腫れが引かなかった。他の2根も関与しているかCTで確認したかったが・・・結局、1根管のみ治療を開始してから2カ月ほどで腫れの縮小が認められた。まだ、予断は許さないけど・・・(長谷川)
切開せずに、根管治療のみで腫れは縮小傾向を示した。
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