私の通っている英会話スクールでも、新型コロナウイルス感染症の影響で、一対一での対面形式でのレッスンが全面的に無くなり、今セキュリティー上問題が取りざたされているZoomでのオンラインレッスンとなってしまいました。幸い自宅に使用していない、なんのアカウントも設定していないパソコンがあったので、それにダウンロードせずにブラウザで対応することで、何とか自宅からできるようになりました。
これまで2回ほど受講したのですが、慣れないせいもあると思うのですが、あるいは自分が古い人間のせいもあろうかとは思うのですが、やはり味気ない。テキスト等教材を一切使わないフリートーキングなので特に支障があるというわけではないのですが、何か物足りない。文法的なミスや発音のまずい点、表現力不足を補うための指摘などは、対面形式の時はその場で手書きでメモを書いてレッスン終了時に渡されていたのですが、Zoom画面上では文字でのチャット機能があるので、先方が入力したものを視覚での確認はできます。
それでも相手の顔が見れるとはいえ、電話の延長感覚は禁じえません。校舎の現場で自分のそばで話す肉声の質感はパソコンでの音声とは雲泥の差があります。youtubeのスタジオ収録程度の音質であればいいのでしょうが。子音の微妙な発音があっているか、母音の区別ができているか、きちんとブレスを使えてストレスをコントロールできているか、など機械的な音声に変換されると向こうがそういったところを把握してくれるかどうか不安になります。
講師側からすれば校舎に行かず講師宅で仕事ができるので、一種の解放感のようなものがあるようです。とあるアメリカ人男性講師は隣に住んでいるgirl friendもテレワークをしているので普段できない平日の2人でのランチを楽しめているようです(無論レストランではなく、お互い料理を持ち寄って部屋で食べているそうです)。
仕事を人に会わずにテクノロジーを駆使して成立させられるという点で、コロナウィルスの影響をあまり受けていそうもない業態は、テレワークでは仕事が成立しない業界の人間(飲食業、ホテル、歯科医・・・)にとって、ある意味うらやましく思いがちです。しかしこの英会話学校は留学斡旋が本来メインで英会話学校は留学斡旋業の利益で他英会話学校をマンツーマンレッスンは通常高額なところをリーズナブルな価格で提供しているビジネスモデルで営業されているので打撃は大きいでしょう。当院も、今月に入って尋常でない打撃ですが、患者さんやスタッフを守る意味では致し方ありません。
長いトンネルの中で日々どう有効に過ごすのか、外国人患者さんはいなくなりましたが、普通の日常が戻る日を心待ちにしながら次のレッスンを自宅で受講します。(長谷川)
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