症例5(全ての歯を被せ物で被覆し欠損部はインプラントで対応した全顎治療ケース)(東京大手町勤務歯科医のサイナスリフト、咬合再構成、全顎治療ブログ)

80歳代女性。「きれいにしてほしい」という主訴に対し虫歯治療とインプラント治療を行い、全ての歯に被せもの(フルマウスリコンストラクション)をし咬み合わせの再構築を行いました。

根管治療で根っこの先にあった病変(根の先端にある黒い部分)が消失し治癒が認められました。根管治療は不確実な点が多く、上手くいかないこともあります。

奥歯にインプラントを入れ、手前2本の術前にあった動揺が改善しました。歯根と骨の隙間が術後少なくなっているのが認められます。

上の奥歯欠損はインプラントを入れる上で骨の量が足りない為、サイナスリフト(副鼻腔内造骨術)を行いました。黄色矢印にインプラントを入れる予定です。

術前に左右のバランスが悪かったのを修正しました(最初の写真)。下の前歯が出ているのが気になっていたのも修正し、下の奥にインプラントを入れることで咬める場所を増やしました。

80歳を超えていましたが基礎疾患がなく服薬していない健康な方でしたので、インプラント埋入やサイナスリフト(副鼻腔内造骨術)などの外科は問題なく行えました。

症例解説ブログで治療手順などの詳細を説明いたします。

治療期間:約2年 治療費:約400万円

デメリット:メンテナンスをしないと新たな虫歯が発生する可能性がある

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