症例1(咬み合わせの不良をインプラントと矯正で改善した症例) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com)
どちらかと言うと同業者の方向けの記事になるかもしれませんが、一般の方もご覧になる可能性があるので外科のスライドは極力白黒にしてあります。本症例は上水塾(水上哲也先生主催の勉強会)や経基臨塾(故下川公一先生主催)をはじめ他の学会等でも発表せさせて頂き好意的な評価を頂きました。私よりもっと上手な先生から言わせれば拙い症例かもしれませんが、若い先生方で何かのお役に立てればと考え当時のスライドを公表いたします。
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本症例は「既に患者さんに入っていたインプラントがインプラント周囲炎起こしていて、咬合再構成により周囲炎が改善した」と言う内容です。患者さんの主訴は「右側でも咬みたい」でした。
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上顎及び下顎咬合面観
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右及び左側方面観
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5枚法口腔内写真
患者さんの下顎右には欠損があり咬むところがありませんでした。側面観で見ると上顎と下顎が後ろの方で当たってしまっています。
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これら3枚は別症例のスライドです。咬合平面の評価(左右前後的に変な傾きがあるかないか、あるとすればどの程度左右差があるのかなど)はある特殊な器具を操作して模型を分析します。このケースは患者さんにとっての右側が左に比べて顎堤ごと出っ張っていましたので、外科処置で左右均等にしてから補綴に入ったという例です。
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横から見ると歯並びが波打っているのがわかります。
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前から見て左右が著しく異なるのがわかります。
本症例の模型分析です。横から見ても前から見ても左右非対称で本来の咬合平面に対して大きく乱れているのがわかります。
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