症例4の解説(その1)(東京大手町勤務歯科医のインプラント、サイナスリフト、咬合再構成、全顎治療ブログ)

症例4(上顎欠損部をサイナスリフト後インプラントで修復した全顎治療のケース) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com) の詳細です。

術前の口腔内写真。上下の正中が大きくずれていました(黄色矢印)。上顎結節(青矢印)が大きく下方に肥大していました。

術前のレントゲン。上顎結節(黄色矢印)が下方に張り出しています。

根尖病変がいくつか見られます(黄色矢印)。再根管治療の対象になります。

器具を使用して咬合器と石膏模型の位置関係と実際の顔と歯の位置関係が極力一致するように作業を進めます。

下顎の運動を記録し、上顎と下顎の咬み合わせの位置を記録します。

咬合器に装着した上下の石膏模型です。

上顎結節の出っ張り(赤矢印)から骨を採取し、副鼻腔に移植(黄色矢印)しようかと考えました。インプラントで欠損修復希望でしたのでサイナスリフト(副鼻腔内造骨術)が必要になります。

既存の被せ物に合わせて、赤い蝋でシミュレーションすると左右で前後的な咬合平面の傾斜が大きく違うのがわかります。これを極力是正しなければなりません。

続きは症例4の解説(その2)へ。症例4の解説(その2) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com)

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