臨床アラカルト– category –
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卒後40年
振り返ってみれば今年で母校の東京医科歯科大学(現 東京科学大学)を卒業して40年になります。私が卒業したての頃は、矯正治療は矯正科医に任せるのが一般的でした。今では多くのGP(一般歯科医)が矯正治療を行って、患者さんを包括的に診ていく傾向... -
骨造成
歯周病で抜歯となり、欠損となったところにインプラントを希望されていた患者さんです。歯周病は歯の周囲の骨が吸収してしまう疾患です。重度の場合、抜歯後の骨の回復が十分でなく、インプラントが埋入できない場合、骨造成が必要になります。術後半年... -
患者さんへのプレゼン準備
50代女性の患者さんです。矯正専門医では抜歯ケースと言われたそうです。ぱっとみたところで基本的には私も同意です。しかし非抜歯で何とかできないか相談したいとのことでした。非抜歯で行うためには歯の横幅を小さくする処置が必要になります。どの程... -
吹っ切れました
2月7日(金)診療が終わった後、矯正の師匠である斎藤茂先生のところ(武蔵小杉)に今手掛けている症例の今後の方針についてお知恵を拝借に伺いました。東京駅から武蔵小杉駅まで18分と近いのですが、ホームに降りてから出口までが遠く10分以上歩きます... -
前歯のインプラント
50代女性の患者さんです。差し歯が取れたとの事でお越しになりました。歯根破折を起こしていましたので、もうその根っこは使えない状況でした。抜歯後、人工的に骨を造り、インプラント治療を行いました。 -
10年後
現在81歳女性の方です。10年前に前歯の欠損に対してインプラントを入れ、犬歯の歯肉退縮(左写真→)を口蓋からの歯肉移植でカバーしました。その後インプラントの隣の歯根が短い前歯がグラグラになり、ここもインプラントで置き換えました。歯の長さがバ... -
歪み
蒼井さん(仮名)は60歳女性。長年、歯並びや咬み合わせの歪みを気にされてきた。とはいえ、これといった症状はなく、特に体調不良というわけでもない。こういった方は比較的、積極的に治療に取り掛かれる。これが「咬み合わせのせいで体調不良、肩こりが... -
骨造り
歯周病(歯を支えている骨が吸収してしまう疾患)の末期で歯を無理に残しておくと、いよいよ抜歯となり、そこにインプラントを入れたいとなっても骨が無くなっていて、そのままではインプラントができないケースがあります。今回のケースは上顎大臼歯部が... -
サイナスリフト
当院の他のドクターからの依頼ケースです。歯科医の間でも経験や勉強してきた内容によって得意、不得意が出てきます。私はインプラントを前提とした骨造りを勉強してきましたので、骨造りをやらない他のドクターから依頼されることが時々あります。逆に根... -
矯正治療開始から2か月
Bさんは58歳の女性です。咬み合わせや見た目が悪いので治したいとのことで5年前に来院されましたが、矯正治療やインプラント治療が入るので治療費が高額となり、その時は治療を受けることを断念されました。今年になり再び来院され全顎治療を承諾されま...