臨床アラカルト– category –
-
歯根端切除術3年後(東京大手町勤務歯科医の全顎治療ブログ)
術前と術後3年 根っこの先に膿の袋(左レントゲンの根の先にある黒い部分)があるため、違和感を訴えていた患者さんです。再根管治療を行いましたが奏功しませんでした。マイクロスコープがない時に歯根端切除術を行いましたが、これもうまくいきませんで... -
垂直的骨造成(東京大手町勤務歯科医の全顎治療ブログ)
インプラント希望の患者さんでしたが、骨が陥没していて、このままでは埋入できません。 垂直的に骨造成処置をして半年後に新生骨を確認できましたので・・・ インプラントが埋入できました。 仮歯が入りました。 -
歯周組織再生療法
骨欠損部(左写真)を骨補填材で満たす(右写真)。これが徐々に自分の骨に置き換わってくることを期待します。 歯を支えている骨が溶けてしまうのが歯周病ですが、昨日のケースはメンテナンスで見つかった骨欠損でした。歯肉を開ける方法や肉芽をとる器具... -
メキシコ人の学生さん
某大学のメキシコ人留学生の方。左右下6番に急性症状ありで他院に行ったが、ドクターが英語が話せないからという理由で丸投げしてきた形。投薬のみで宛名なしの紹介状を持って来院。予約はいっぱいだったため、根管治療をして排膿させる時間はなかった。CT... -
歯科技工はクリエイティブな仕事
症例集やブログで何度か掲載している症例の術前と術後ですが、様々なステップを踏んで作りあげていきます。 阿部晴彦先生が開発された器具で上顎模型を分析し、患者さんの顔の中の歯並びの位置関係を咬合器の中の歯並びのそれとが一致するように模型をとり... -
たまたま治癒傾向にあるとはいえ・・・
根管治療直後と術後4か月 術前に根尖病変があった方。根管治療直後から4か月で病変の消失傾向が認められた。とは言え根管治療は水物。たまたま今回は治癒傾向を認めただけに過ぎない。健康保険診療収入の時給換算するとこのケースは700円位か。高校生のバ... -
なんとかなりそう・・・
歯周病を放置していたため、抜歯後1年たっても抜歯穴が埋まっていない(左写真)。仕方なく人工骨で補填(骨造成)しインプラント埋入を断念(右写真)。 更に半年後、人工骨はしっかりした新生骨に置き換わっていたので(左写真)、無事インプラントが埋... -
インプラント埋入と同時に骨造成
先日はインプラント埋入と同時に骨造成というオペを行いました。CT画像からインプラントの初期固定は可能と判断し、インプラントを植立した後、水道橋で行われている二階堂正彦先生主催の勉強会で紹介があった国産の骨補填材と膜で骨が不足している部分を... -
無視・称賛・批難
7月21日、22日は東京神田で阿部晴彦先生10か月コースで発表しました。阿部晴彦先生から講義中に「長谷川先生、うまくなったな」と言われました。野村克也氏の「無視・称賛・批難」という語録を思い出し、夢見心地になる気分を抑えて向上しなければと身が引... -
咬合崩壊に待ったをかける
様々な理由で歯医者に行っては途中で挫折して、かみ合わせが壊れてしまったまま時間が経過した患者さんです。残存している歯は条件が悪く、通常であれば全部抜いて総義歯にするケースですが、様々な薬を飲まれていたり、若干歯科恐怖症(「インプラントな...