臨床アラカルト– category –
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臨床アラカルト
咬合平面を是正した症例(東京大手町勤務歯科医の総義歯、全顎治療ブログ)
多数歯欠損を義歯なりインプラントなりで修復する際に、どこに人工歯を配置するのか、残っている歯が適切な位置にあるのか、それとも動いてしまって位置異常があるのか、などはきちんと診断しないといけません。咬合平面という概念があり、全体的に見て... -
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救えない患者さんと救える患者さん
症例集にあるように、全顎治療においては咬合再構成といって新たな咬み合わせをつくるのですが、咬合を大きく変えたケースでも今まで大抵患者さんには受け入れていただいています。ところが「咬み合わせがおかしい」からと何件もの歯科医院を渡り歩く患... -
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サイナスリフト物語(東京大手町勤務歯科医のサイナスリフトブログ)
東京の緊急事態宣言が解かれてしばらくたち、大手町にもだいぶ人が戻ってきているのを感じます。テレワーク継続の企業も多いためかコロナ前ほどではないにせよ、患者さんもだいぶ戻ってきている実感があります。12月は元々繁忙期とは言え、この状況下で... -
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上顎前歯部インプラント(東京大手町勤務歯科医のインプラント、骨造成ブログ)
50代女性の方でした。主訴は「上の前歯がグラグラして噛めない。見た目も悪い。」でした。保存不可能な歯を抜歯しインプラントブリッジで修復しました。骨造成も併用しました。 初診時の口腔内写真とレントゲンです。 治療計画です。 抜歯後に装着したブリ... -
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選択肢(東京大手町勤務歯科医の全顎治療ブログ)
20年以上前に上左右中切歯にセラミックの被せ物をされた方でした。長年の咬合の変化で、だいぶ中央に隙間が空いてきたのが気になるということで来院されました。歯型をとり模型を作って、単純に冠をやり替えた場合と矯正で修正した場合のシミュレーショ... -
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歯根端切除術と前歯部インプラント(東京大手町勤務歯科医のインプラント、歯根端切除ブログ)
「前歯欠損に対してブリッジではなくインプラントでやってほしい。以前に他院で歯根端切除をしたところが腫れてきた。」で来院された方です。前歯部欠損には造骨手術と同時に隣接する歯根の先端周囲の骨欠損に対しては廓清して逆根管充填をしました。数か... -
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とある入れ歯の制作風景(東京大手町勤務歯科医の総義歯、全顎治療ブログ)
70代男性の方でした。主訴は「入れ歯がガタガタで咬めない。残りの歯が揺れていて痛い。」でした。残存歯を抜歯し仮義歯を経て本義歯に移行しました。院内技工士がおりますが、模型上でのシミュレーション、人工歯配列は総義歯の場合、ほとんど私が行って... -
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咬合平面が左右的に傾いていた義歯を修正(東京大手町勤務歯科医の義歯、全顎治療ブログ)
78歳男性。主訴「義歯の調子が悪い、歯が揺れて痛い。」でした。保存不可能な歯を抜歯し新しい義歯を作製しました。正面から見て咬合平面が左右的に歪んで傾いていたので修正し製作しました。術後の咀嚼効率検査では良好な結果を示しました。 術前後の正面... -
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反省(東京大手町勤務歯科医のインプラントブログ)
その時はそれなりにやったつもりでいても、結果を得る上で致命的ではないにせよ、後になってこうしとけばよかったと反省する事が多いのは臨床ではよくあります。人は常に変わっていかなければならない生き物なので仕方がない事なのかもしれません。今から1... -
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たまたま
根管治療は水物。治るのもあれば治らないのも山ほど存在します。下の奥歯が腫れて痛みがあった患者さんでした。抜歯も可能性としてあり得ることを了解して頂いて根管治療を始めました。懸念していた歯根破折は認められず治療半年後のレントゲンでは病変が...