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学生が講義の点数をつける
数年前からだと思うが、医科歯科大学では学生が講義の点数をつけるシステムがあるそうだ。「退屈な講義だ」と低点数をつけられた講師は何かぺナルティーでもあるのだろうか。私自身は、立場の違い、上下関係、年齢の差はあっても、頭のいい、それなりの人... -
根管治療の楽しさと苦しさ
今週末は小倉の下川先生のセミナーで九州に行く予定だ。今回はいままでの総括として講義中心とのこと。このコースを受講して根管治療の概念が、基礎医学に立脚した下川理論によって大分変化した。歯科治療の中で最も不確実(下川先生談)で保健制度上最も... -
教え方
今、今週木曜に予定されている東京医科歯科大学歯学部口腔保健衛生学科での講義の最終準備に入っている。今朝、レジメを大学の担当者に送り、後はスライドの最終手直しをしている。大手町にふさわしい知的な人材ルート確保(歯科衛生士)も今回の課題であ... -
金具が見えない入れ歯
通常の入れ歯の欠点のうちの一つとして、残存歯にひっかけている入れ歯の金具が、笑った時などに見えてしまう。金具の代わりに歯肉色の弾力性の高い合成樹脂で、目立たなく、装着感が優れるフレキシブルデンチャー(保険適応外15万円~)を選択される方が... -
近未来インプラント学会および日本メディカルマテリアルコロキウム参加
7月2日(土)は近未来インプラント学会の総会及び学術大会が、都内で行われ、全国の会員750名のうち、350名が集まった。学術大会は各支部の代表が発表し、近畿支部のT先生が優勝した。インプラントはもちろん、矯正、再生療法、結合組織移植、遊離歯肉... -
セラミックを強化する物質
歯科ではオールセラミッククラウンをはじめとする様々なセラミックが使われており、脱金属の流れは今後も続く可能性が高い。今回とりあげるのは、The Economist 4月23日号の科学記事である。 グラフェンという物質が工業界で注目されているらしい。原子の... -
皺とり対決 ボトックス対ダイスポート
タイムの記事から。目じりのいわゆるカラスの足跡を消す美容外科用の薬ボトックスは、2002年にFDA(アメリカの厚生省)に認可されて広く使われてきた。しかし2009年にライバル薬であるダイスポートが同じ目的使用で認可された。笑ったときなどにできる目じ... -
説明能力と理解能力
本日最後の患者Aさんは、ファイバーコア(グラスファイバーの心棒)の装着だった。前々回、根管治療が終わり、土台作りの話をして、Aさんはふんふんとうなずいていたのだが、今日、Aさんの歯型模型とファイバーコアを見せると根掘り葉掘り質問をされてくる... -
抜歯穴保存術
抜歯後、そのまま放置すると、骨がやせてしまい、後々インプラントがやりずらくなってしまうため、抜歯してできた穴に骨を誘導する材料を埋めて、骨がやせないようにしようという処置を行った。福岡のY先生から教わったオリジナルのやり方から多少自分がや... -
働きながら疲労回復?
久々に週末1日のみ休みだったが、疲労回復までにはいたらず今日はどうなることかと思ったが、朝一番の急患で疲れも忘れてしまった感じを持てた。午後はインプラント周囲の歯肉を強化するための遊離歯肉移植だった。小倉で受講中の下川先生のセミナーで教わ...