プチ矯正

下の前歯の歯並びを治すことになった、75歳になるKさん。中等度の歯周病があるので、弱い力で部分矯正を始めたが、歯が動くのが早い。Kさんは「大分動いてきたし、これでいいんじゃない?」とおっしゃるが、歯と歯の隙間がうまっていないのと、歯を支える骨が安定していないと考えられるので、装置をはずすのはまだ先の話だ。患者、術者、両者とも早く装置を外したい気持ちを抑えつつ、ひたすら最終形をイメージしながら、じっと我慢の日々である。(長谷川)

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