勝負脳と姿勢

「おまえは姿勢が悪い」と、昔からよく言われる。特に歩くときは、前かがみで背中が曲がっている。「もっと胸を張れ」と言われると腹が出てしまう。別に腰も痛くならないし、今のところ支障が無いから気にしていなかったが、そろそろ年齢的にも真面目に考えなければならないかなと、思わせる本に出会った。

「スポーツにビジネスに勉強に、勝てない脳を劇的に変える!」と銘打たれた、<勝負脳>の鍛え方という本がある。かつて、このブログでも触れた「脳に悪い7つの習慣」の著者、日大医学部教授、林成之氏の本である。
林氏によれば、勝負強い脳のためには、体のバランスも重要なのだという。疲れにくい運動姿勢は脳の疲労を少なくする。具体的には、歩くときは、背中の両肩甲骨間の筋肉を意識して、ここを前や横へ動かす感覚で体を動かしてみると、いかに安定した動きになるかがわかる(そう言えば、昔、空手の先生も同じことを言ってたっけ)。ここを意識して、体を前に運ぶ感覚で歩いてみると、足の力をそれほど使わなくてもバランスのポイントを前へ移すだけで速く歩くことができる。この左右の肩甲骨の間に位置する胸椎と、それに付着している筋肉が運動バランス姿勢のポイントだという。
ところで、当会内科の江帾先生は姿勢が極めて美しく、歩くのが、速く歩こうとしていないのに速い。薫陶を受けた方がよさそうだな。(長谷川)

<勝負脳>の鍛え方 林成之著 より抜粋

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