大学病院で断られたサイナスリフト（東京大手町勤務歯科医のサイナスリフトブログ）

私の患者さんではない方です。担当医が数年前に反対側のサイナスリフト行っているにもかかわらず、、今回のところは「おまえやってくれ」と昨年暮れにお鉢が回ってきそうになりました。ところが今年1月に私が体調を崩してしまったため、大学病院に紹介したところ断られたそうです。3月から私が復帰したので再び「おまえ、やってくれ」という事になりました。骨壁が厚めで窓開けという作業をするうえでストレスがかかる状態でした。副鼻腔内に隔壁という壁があり、ここをリフトするのは困難と判断しました。予想された骨壁に添う血管も手術中に認められたため回転する切削器具はそこから使用せずに行いました。患者さんは歯科以外でも様々な手術を経験されていて、こうしたことには強いということも幸いしました。何とか無事に終えることができ、お陰様でまた貴重な経験値を積むことができました。患者さんには感謝しかありません。