地味な作業かもしれませんが(歯周病治療)(東京大手町勤務歯科医の全顎治療ブログ)

写真はレントゲンの術前後、表は歯周ポケット(数字mm)と出血点(赤点、黄丸は排膿)の術前後、棒グラフは表をまとめたもので、出血点、4~6㎜(中等省)の歯周ポケット、7㎜以上(重度)の歯周ポケットの変化です(成人は3㎜以下が正常)。出血点(炎症があることを示す)と歯周ポケットともに術前後で大きく減って改善しているのがわかりました。検査自体は先の丸い細い道具を歯の付け根から歯と歯茎の間に入れて深さを計るという昔から行われている地味な作業ですが、歯周病の評価には欠かせないものです。治療は歯周基本治療と言われるものの後に、7本の歯に対して再生療法、欠損に対してインプラント、歯の位置異常に対して部分矯正を行うなどして苦労してたどり着いただけに患者さんや私の喜びもひとしおです。ただプラークコントロールが以前に比べ改善したものの、まだ甘いのでメインテナンスにあたって油断は禁物です。これで終わりというわけではなく新たな始まりなのです。

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