とあるサイナスリフト(副鼻腔内造骨術)(東京大手町勤務歯科医のインプラントブログ)

上の奥歯欠損にインプラント希望の患者さんでした。骨が足りないのでサイナスリフト(副鼻腔内造骨術)を行いました。矢印に示されている、何となく白い部分が造骨した範囲です。

実際には術中にマイナートラブルが発生しました。

骨に窓を開けます。直下に粘膜があります(上段左)。粘膜を副鼻腔内面の骨から剥がしていく過程でパーフォレーションを起こしました(上段中央)。パーフォレーションを吸収性の人工膜で覆いました(上段右)。通法通り骨補填材を充填しました(下段右)。それを吸収性膜でカバーし(下段中央)、縫合しました(下段左)。細心の注意を払いパーフォレーションを起こさないようにすることが最優先です。しかし、粘膜はオブラートのように薄いことや副鼻腔骨内面に鋭利な段差がる事もあり、パーフォレーションのリカバリーは予め想定しておく必要があります。

CTによる縦断面画像です。上段が術前でBの文字が頬側、窓開け側になります。中断は術後1週間です。患者さんの症状はありませんでしたが、副鼻腔内に一時的な炎症が生じています(副鼻腔内が白くなっている)。下段は半年後のインプラント埋入前です。炎症が消失し新たな骨が確認できました。

通法通りインプラント埋入しました。

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