英語喉

 英検1級は中学生の時はエベレスト登頂のように困難なもので一生受からないものだと思っていました。中学の英語担任は2級止まり。その頃は準1級なんてありませんでした。英語を教えていた慶応大卒の塾講師も1級には2回落ちていました。中2で3級を目指すなんてことをやっていた時代でした。大学院生の頃はTOEIC670点程度でした。英語習得のためにその後、今から思えば全く時間の無駄だった聞き流しをやったり、問題集をやったり、個人レッスンをやったりしてTOEICも840点、910点と上がってきました。診療所がビル建て替えのため仮移転した関係で患者さんが減り、むしゃくしゃしていたので、何か達成感が味わえることはないかと悶々としていたところ、本棚に数年間眠っていた英検1級の問題集をやったところ、9割弱正解したので、これはチャンスがあるのではないかと思い受験。幸いにも合格し「へー、俺でも受かるんだ」と達成感を得ることはできました。問題は「英語ができるようにはなっていない」という状態が変わっていないことでした。誰かが本で言っていましたが「英検1級はエベレストではなくて高尾山」「英検1級はぺらぺらへのほんの入り口にすぎない」を実感せずにはいられませんでした。試験のリスニング英語とネイティブの自然な英会話の聞き取りは全く違う言語と思う日々は続きました。その差が全く埋められない。また悶々とする日々が続きました。Youtubeで様々な発音トレーナーと称する日本人がいます。確かにうまいなと思うし、何とかその奥義を伝えようとしてくれているのですが、いづれも最初は「これでブレイクスルーが得られるかも」と思ったものの結局効果は満足できるものではありませんでした。ネス外国語学院に通っても、そこで発音するネイティブ講師のものは日本人学習者に合わせたもので実践的な効果は疑問です。ただ英会話学校はあくまでも話す実践の場と割り切っているのでそれでもいいのですが。そんな時に上川一秋先生の英語喉に出会いました。書籍、オンラインコースもリーズナブルで内容も説得力があり今はこれがベストな練習方法かなと思っています。これを基本練習として何度もやっていると、確かに以前よりYoutubeサーフィンしても「ん?これは以前より音がとれるようになっているにでは?」と思えるようになってきました。以前はわからないと嫌になって次に面白そうなのを探したりして時間を無駄にしていました。じゃあ通訳してみろと言われれば無理なのですが、例えばサッカーイングランドプレミアリーグの評論家同士の討論番組は全く歯が立たなかったのですが、今は途中で嫌にならないで最後まで聞いてられるようにはなったというところです。また新しい方法に巡り合うかもしれませんが、本当に無駄な話も多いので選別していきたいと思います。英語喉での効果は今後も進展があったら報告いたします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次