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股
歯周病は歯を支えている骨が溶けて、しまいには歯がグラグラになって抜けてしまう病である。最近は再生療法と称して、溶けた骨を再生させる技術がでてきているが、万能というわけではない。特に、根っこが複数ある大臼歯で、根の股の部分を覆っていた骨が... -
最も簡単な造骨
品川からいらっしゃるYさん。当院でインプラントを行ったMさんの紹介で来院された。初診当初から、左上犬歯に、以前から使われている部分入れ歯の金具による負担がかかり続けて時々痛かったという。奥歯に入れ歯の代わりにインプラントを入れて、犬歯の負... -
総合力が問われる
「歯科はオリンピックの10種競技のようなもの」とは、歯科界の大御所、小倉の下川公一先生の言葉である。充填、根管治療、歯周治療、クラウンブリッジ、インプラント、部分入れ歯、総義歯、矯正、口腔外科、咬合だけで、もう10種目だ。各種目で金メダルを... -
骨形成タンパクはインプラント周囲炎を救えるか?
米国歯周病学会誌に掲載されていたケースリポート。遺伝子組み換えで合成された骨形成タンパクをインプラントを支えている骨が溶けてしまった患者さんに使用したら、また骨が回復し、インプラントを救済することができたというものだ。 10年以上前に、日本... -
たくさん入れりゃいいってもんでもないけど・・・
栃木から通われるHさん。約10年前に、「入れ歯は嫌なのでインプラントに変えてほしい」という今では珍しくないパターンで来院された方だ。この当時は今ほどインプラントをやっている医院も少なく、造骨の概念も浸透していなかった時代だった。この症例も薄... -
咬み合わせを上げて、矯正に備える
右側奥歯に上下の歯の接触が全くないCさん。右側で噛ませるためには、かみ合わせを上げて、矯正しなければならない。御年70歳だが、人生の最後に右側で噛めるようになりたいとおっしゃる。咬み合わせを上げるためにインプラントを入れた。夜中の歯ぎしりが... -
骨が痩せないように
抜歯した後そのまま放置すると骨幅が減少する。インプラント前提のための写真にある処置(ソケットプレザベーション 抜歯穴充填処置)もルーティーン化してきた。この患者さんの場合、将来的に8ミリ程度の長さのインプラントしか入れられそうもないので、... -
海外と日本を往復
海外と日本を往復するビジネスパーソンが少なくないのも、当院の患者さん層の特徴だ。J社重役のSさんも、その一人である。Sさんはオランダ4か月間、日本10日間のサイクルを繰り返されている。オランダのみならず、各国で日本人相手の日本人歯医者による治... -
ようやく完成(前歯部インプラント)
今日でようやくHさんの前歯インプラントをセットした。今はやりのジルコニアアバットメントをやってみようとしたが、埋入位置の関係でメタルボンドスクリューリテンションタイプに落ち着いた。この辺のところは、もっとスムーズに事が運べるよう、経験を積... -
インプラントがまた落ちた?
先週末、小倉のセミナーへ行く日のできごと。Pホテル役員のTさん。以前、インプラント周囲炎でせっかく入れたインプラントが脱落した。本人は、そのまま付けてくれるものと思っていらしたが、そうもいかない。保証期間内であり、謝罪、説明の後、リカバリ...