インプラント– tag –
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臨床アラカルト
下前歯インプラント13年経過
15年前に沖縄から東京に赴任していらしたNさん。下の前歯部にインプラントを埋入した。その後数回のメンテナンスに来院されたが、沖縄にもどられ来院がとだえた。先日、東京の本社によったついでに歯も見てくれとのことで10年以上ぶりに当院に来院された。... -
臨床アラカルト
両側サイナスリフト(だから何って感じですが・・・)
皇居近くにあるホテルの重役Oさん。70歳以上の高齢だが重篤な全身疾患もなく、両側にサイナスリフトとインプラント治療を行った。写真上が術前、下が術後。右上臼歯部(写真の左上)は術後5年、左上(写真の右上)は術後3年経過。 左上術中所見 -
臨床アラカルト
サイナスリフト(本来)禁忌?症例
左上奥にインプラントを希望されていたAさん。骨量がなく、副鼻腔内に造骨(サイナスリフト)をしなければならなかった。しかしCTでは炎症様の像があり、教科書的には禁忌症例であった。横浜市立大学の耳鼻科医K先生とタイアップし、手術しても大丈夫との... -
臨床アラカルト
遊離歯肉移植
歯肉は顎の骨にくっついていて動かない不動粘膜(付着歯肉)と、頬や口唇とつながっていて動く可動粘膜がある。天然歯やインプラントの周囲には2㎜以上の不動粘膜があったほうが望ましく、炎症が起こりにくいと言われている。この症例ではインプラント(写... -
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ソケットリフト10年後
4か月ごとに定期健診に来院されるKさん。2001年に私が初めてソケットリフトを行った。骨頂から上顎洞底までの距離が5ミリしかなく10ミリのインプラントを入れるために行ったものである。術後、慢性の上顎洞炎が急性化し、抗生剤で鎮静化した。骨は十分にで... -
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総入れ歯とインプラント(17年目)
17年前に総入れ歯が安定せず食事がままならないとのことでいらしたSさん。入れ歯を作り変えて安定させた後に、インプラントを下顎に2本埋入した。Oリングで入れ歯のさらなる安定化を図った。Sさんは満足され、半年ごとにOリングゴムの交換を行ってきた。今... -
臨床アラカルト
インプラント周囲炎後のリカバリー
とある国産のメーカーを平成5年より、使用してきたが、3年前にモデルチェンジされてから時折インプラント周囲炎にでくわすようになった。これ以上、患者さんにご迷惑をおかけするわけにはいかないので、現在はヨーロッパのメーカー(世界シェア2位)の... -
臨床アラカルト
16年目のインプラント前歯
日本経済新聞社のKさん。前歯のインプラントは16年目に入った。半年ごとのメインテナンスには欠かさずいらっしゃり、良好な経過をたどっている。まだこの頃はインプラント自体が普及しておらず、CTもなく、造骨や審美の法則も無かった時代であった。咬合三... -
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ぼそぼその骨
上の臼歯部のインプラント埋入のケース。CT上でも骨量は十分と考えた。しかし術中、大きな骨欠損を確認した。インプラントを埋入し、GBR(骨造成)を行った。 術前のレントゲン CTで骨量は十分と考えたが、骨質は軟らかい事を伺わせる。 手術中に大... -
臨床アラカルト
前歯部インプラント
歯根破折で抜歯となった症例。ソケットプレザベーション(抜歯後の穴に骨造成を行う術式)後、インプラント埋入。患者さんは満足されているが、「埋入深度がもっと深ければ、より審美的になった」と術者は悔し涙。 (術前) 写真左から3番目の歯は割れ...