レントゲンへのこだわり

歯のレントゲンはデジタルも登場しているが、まだ画像の鮮明度においてはアナログに軍配があがる。このアナログのレントゲンをいかに規格性をもってきれいにとり、正確な診断につなげるかは重要な問題である。撮る角度や位置、現像液の濃度、温度管理、現像時間、定着時間、水洗時間などの条件を適正範囲に保ちながら行わないと経年的な変化は追えない。こだわれば、どんどんマニアックになっていきそうだ。未だに学会等でしみで汚れり、薄すぎたり、濃すぎたりするレントゲンを発表中に見かけることがあるが、北九州の歯科医のグループのレントゲンは、いつ見てもきれいである。今日の講義の中でD-channelという歯科の番組で19年前のS先生が解説したビデオを見せていただいた。基本的なことであるのに意外ときちんと解説された本やDVD等は見かけない。明日はS先生の臨床見学だが、持参したレントゲンを評価していただこうと思う。診断には十分耐えられるし、東京の勉強会では何も言われないが、S先生の辛口コメントが聞けるかもしれない。
 小倉ステーションホテルの客室でレントゲンをチェックする筆者

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