臨床アラカルト– category –
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臨床アラカルト
発想がわくタイミング(反対咬合矯正中)
「反対咬合をなおしたい」とのことでお越しになった患者さんです。矯正治療を始めて9か月でここまできました。途中、なかなか思うように歯が動かない時がありました。今度こうしてみようという発想は診療室の中で出てくることもありますが、良いと思える... -
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(冷や汗?)もののサイナスリフト(副鼻腔内造骨処置)
上顎の臼歯部を失いインプラントを希望される方は多いのですが、上顎洞(副鼻腔)が下方に張り出していてインプラントを入れるだけの十分な骨が無い場合があります。サイナスリフトは上顎洞の中に骨を造るための手術です。この技術を2002年にミシガン大... -
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反対咬合矯正中(患者さんの協力の下で行われる顎間ゴムの重要性)
矯正治療を行う上で障害となる事はいくつかありますが、その一つに患者さんの口の中にセラミック冠が既に入っている場合があげられると思います。ブラケットといわれるワイヤーを通す装置を各歯牙に接着するのですが、セラミック冠にはブラケットが接着... -
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歯周組織再生療法
私のブログを読んでお越しになった患者さんです。「右側でしっかり咬めるようにしてほしい。歯を極力抜かないでほしい。再生療法が可能ならやってほしい。」という内容で来院されました。上下の奥歯4本(上大臼歯2本、下大臼歯2本)が重度の歯周病に侵さ... -
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隙間を閉じる(その2)
40代男性の患者さんです。「歯と歯の隙間が空いているのが気になる。前歯の変色が気になる。」とのことで来院されました。矯正治療を開始し、ある程度歯が移動したところで、変色した歯の根管治療を行いました。前歯の変色は過去何らかの外力(転んでぶ... -
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隙間を閉じる(東京大手町勤務医の矯正ブログ)
40代男性の患者さんです。「歯と歯の隙間が気になる。前歯の変色が気になる。」という主訴でお越しになりました。上の前歯の真ん中の隙間は約2か月で、上下の犬歯と側切歯の隙間は約5か月で閉じることができました。変色した前歯は歯髄壊死を起こしている... -
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反対咬合治療開始から半年(東京大手町勤務医の矯正ブログ)
反対咬合による審美障害を訴えていた患者さんです。上顎にはセラミック冠が数本入っていました。セラミック冠には矯正装置をつける接着剤との相性がよくなく、しばしば装置の脱離が起こりえます。何とか下顎だけで治療できないかと進めてきましたが、反... -
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今年最後のサイナスリフト作戦(大手町勤務歯科医の全顎治療、サイナスリフト、インプラントブログ)
他院で骨が無いからインプラントは無理だと言われて来院された方です。ご主人が私の患者さんでサイナスリフト(副鼻腔内造骨)を両側に行いインプラントを入れた経緯があったので、紹介でいらっしゃいました。左上奥から2番目が抜歯となり両隣の歯を削って... -
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受け口(反対咬合)の矯正治療(大手町勤務歯科医の全顎治療、矯正治療ブログ)
術前の咬み合わせ。下の前歯が上の前歯より前に出ていて(反対咬合)、歯と歯の隙間があいています。 矯正治療開始から4か月の状態です。まだ治療途中ですが下の歯列が後ろに移動してきています。歯と歯の隙間も閉じてきています。 下の歯のみに矯正装置を... -
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足場作り(大手町勤務歯科医の全顎治療、サイナスリフト、インプラントブログ)
ご覧いただきありがとうございます。人の顔や体格が一人一人違うように、インプラントを入れる足場である骨の条件も人によって様々です。上のレントゲンは上の奥歯を失った患者さんの例です(下には私が20年以上前に入れたインプラントが入っています)...